経審(けいしん)って何?
経審(経営事項審査申請の略)を申請すると県から(大臣許可の場合は国)結果通知書というものが発行されます。
これは会社の決算内容や技術者数を証する通信簿のようなもので、ほとんどの公共工事の入札参加申請をする際に添付書類となっております。
よって、公共工事の入札を検討されている場合は申請しておいた方がいいものと捉えていただければ幸いです。
これが「経審の結果通知書」といわれるものです。
県知事許可の場合は沖縄県が、大臣許可の場合は総合事務局が申請した経審をもとに発行します。
29業種(土木一式や建築一式など)のうち、自社が建設業許可を持っていて、経審を申請した業種に限り、総合評定値P点がはじき出されます。
工事を発注する自治体や官公庁はこの結果通知書を見ながら、会社の施工能力を判断することが多いようです。
弊所では、評点アップだけでなくどんな工事を落札したいのかを見据えた落札ファーストの結果が得られるような相談業務、書類作成を心掛けております。
また、経審申請前に必ずシミュレーションを提示させていただき、結果通知書が発行される前に大方の予想を立てます。
ただ毎年やるのではなく、「落札のための経審」という意識で取り組んでいきます。
各評点の説明
経審の結果通知書には様々な評点があり、赤枠で囲ったそれぞれの評点に以下記載の%を掛け合わせ、全て足したものが青枠内のP点として総合評定値となります。
X1(完成工事高)25%・・・
決算期時点の完工高を2年平均ないし3年平均して、評価されます。
完工高が上がれば上がるほど評点も上がります。
ただ、後述するY点(決算内容)との兼ね合いもあるので、上げればいいものでもありません。
X2(自己資本額および利益額)15%・・・
決算期時点での自己資本額(純資産額)と平均利益額(営業利益と減価償却実施額)についての評価です。
会社の体力と収益力の評価ともいえます。
Y点(決算内容)20%・・・
8つの指標で構成されており、ざっくりいうと純資産が多く、負債が少ない、利益を出している会社の評価が高いです。
税理士さんが作成した決算書をそのまま転記する場合と、建設業財務諸表上の根拠にのっとって作成する場合とで大きく差が開く場合がございます。
弊所ではルールで認められた範囲内で評点アップにつながる財務諸表の作成を心掛けております。
Z点(技術者と元請完工高)25%・・・
技術者が多く、完工高のうち元請の比率が高いと評価が上がります。技術者も資格によって評価が変わります。
W点(社会性)15%・・・
建退共がしっかり履行されているか、法定外労災に加入しているか、ISOに加入しているか等、加入の有無で加点が決まる部分です。
建退共履行証明書発行の煩雑なお手続きも代行可能です。
発注元によってはP点何点以上など縛りを設けて入札をすることもあるため、各評点でのP点対策が重要です。
結果通知書もあるし、いざ入札!
経審の結果通知書を取得しましたら、すぐ入札できるわけではなく、各自治体や官庁へ入札参加申請(競争参加資格申請)をする必要があります。
役所は役所ごとに管理している名簿があり、この名簿から指名したり一般競争で入札をしたりします。
入札参加申請(競争参加資格申請)は、役所が持っている名簿に登録してもらうという申請です。なお、原則この名簿は役所ごとに管理しており、それぞれに入札参加申請をする必要があります。
また、役所ごとに主観点を定め、経審結果通知書の点数(客観点)に加点する方式を取っております。経審シミュレーションのみならず、主観点シミュレーションも可能です。
工事のみにかかわらず、物品や役務、コンサル、小修繕など様々な区分がございます。
自社の応札したい案件は何を申請する必要があるのか、不明な場合はご相談ください。